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11.12.15

DELFONICS ルーヴルへ! −2

この最初のミーティングで出店の意思があることを伝えた。
本当にやる気があるなら、素早い意思表示は必要だ。

またすでにフランスの5つの会社がそこへの出店希望を出していることも告げられた。
それはそうだろうと思った。

こんな場所なら出店したい会社はいくらでもあるだろう。
「1月に出店者選定の会議があるので、そこでどこに出店してもらうか決定する」ということであった。
でも「なんとかDELFONICSを出店させたい」という担当者エリーズさんの思いは言葉の端々から強く感じていた。

このミーティングでの彼女の対応からは、もううちに決まったと思ってもおかしくないところだったが、ここはフランス、パリ。
何があるかわからない。
フィフティーフィフティーと受け取る方が賢明だ。

ほかの会社に決まってもなんら不思議なことではない。
むしろそれは納得いくことだったし、そうなったらそうなったで、これから始まる大きな仕事をしょい込まなくても済むという気持ちもどこかにあったかもしれない。

どういう返事がかえってきてもそれが最良の道なのだと考えることにした。
とてもアンビヴァレンスな気分だ。

なすがまま、おとなしく1月を待とう。
そして思いのほか、軽やかな気分で帰国の途につくことができたのだった。


「どうせフランスのことだから」とタカをくくっていた。
失礼な話だけど、予定通りには進まないだろうと勝手に想像していた。

1月12日が会議の日だと言っていたけれど、1月じゅうに返事があればいいくらいの気持ちでいたのだ。
ところが12日の深夜(日本時間)きっかりに、エリーズさんからメールが届いた。

「コングラチュレーションズ! DELFONICSに決定しました。これからもよろしくお願いします!」

話をもらってから決定までに約1か月。
決まってしまった。

とうとうパリにお店を出すことになった。
それもルーヴルの地下。

あまりに展開が早すぎて、感慨にふける暇もない。
流れに付いていくのがやっとだった。



奥に見えるのが逆ピラミッド

パリ・ルーヴル店の陽気なスタッフたち


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